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2011年9月15日 (木)

ノーサイド(NO SIDE)の精神について

野田総理が民主党代表選に勝利した際に使ったことで初めて知ったという人もあると思いますが、ノーサイドとはラグビーの精神を表す言葉です。

 

つまり、戦い(試合)が終わるホイッスルを主審が鳴らしたらノーサイド、つまりサイド(陣地)を分けず、敵と味方の区分けを無くすということです。

 

 

 

ところがこの「ノーサイド」という言葉が通じるのは日本だけであることを、少し前の新聞の記事で知りました。
家でとっている中日新聞の夕刊にある「スポーツが呼んでいる」というスポーツライターの藤島大さんが書かれているコラムにあった内容からです。
(中日新聞 夕刊 2011年9月6日付け(だと思う))

 

 

 

3年前、ラグビー誌で藤島氏が司会をした対談があり、元ニュージーランド代表のジョナ・ロムー氏、豪州代表のエディー・ジョーンズ元監督とジョージ・グレーガン元主将、そして当時サントリーの監督であった清宮克幸氏の出席の中、ロムー氏が

 

「ラグビーがユニークなのは激しく戦った相手とフィールド外で友情を結び、長く続くところでしょう」

 

と述べたところ、清宮氏が、

 

「ノーサイドの精神ですね」

 

と返した。
ところが、ロムー氏も他の二人もポカンとし、ジョーンズ元監督が、

 

「初めて聞く言葉です」

 

と答えたということがあったのだそうです。

 

 

 

 

では、ノーサイドが日本発の言葉であるかというとそういうことでもなく、1991年にNZで編まれた「ラグビー百科事典」には、

 

 

 

[ NO SIDE【古語】 試合の終了を意味する ]

 

 

 

と記されているとのことです。
ただ、その表記を見る限りは、精神的な意味で使われるものでは無いようですね。

 

 

 

いつから日本でノーサイドという言葉が、これほどの意味を持って使われるようになったのかは分かりませんが、先のロムー氏の発言も同一の精神であることには変わりなく、イギリス発祥のこのスポーツは「紳士のスポーツ」と称される通り、フェアな精神で精一杯のプレーするからこそ、敵味方に関係なく相手を称えるということができるのだと思います。

 

 

 

(おおよそフェアなプレーをしているとは多くの人が思っていないだろう)政治の世界で、「ノーサイド」という言葉を使われることに違和感や不快感を持っている人も少なくない思いますが、ひとえに「この国のため」という純粋な気持ちで存分に働くということであれば党派や敵味方を超えて、その精神を発揮してもらいたいとそう思います。

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