人間は何のために生きてんのかな
昨年の暮れから正月休みにかけて映画をいくつか観ました。
50歳を前にしてあれほどのアクションが演じられるトム・クルーズ(Mission: ImpossibleーGhost Protocol)も素晴らしかったけれど、DVDで観た、寅さんの「男はつらいよ 第39作 寅次郎物語」の中に素晴らしい台詞があったので、記しておきます。
映画の終盤、寅さんの甥っ子、満男(吉岡秀隆さん)が、寅さん(渥美清さん)を駅まで送るシーンで尋ねます。
(満男)伯父さん
(寅さん)何だ?
(満男)人間ってさ
(寅さん)人間? 人間どうした
(満男)人間は何のために生きてんのかな
(寅さん)そんなぁ 難しいこと聞くなぁ えーっ
うーん
何ていうかな
ほら
あー 生まれてきてよかったなって思うことが
何べんかあるじゃない
ねっ
そのために人間生きてんじゃねえのかな
(満男)ふーん
(寅さん)そのうちお前にもそういう時が来るよ うん
まあ、頑張れ!
と言って、寅さんは駅の改札へと去っていくのですが、その後のシーンでテキ屋仲間に同じ質問をしてみたり、映画の中ほどに、好き放題に生きて女房と子供を遺して死んでしまったテキ屋仲間の位牌に向かって、酔っぱらいながら、「お前は何の為に生まれてきたんだ?」と問いかけたりするシーンがあったりと、「人間は何のために生きているのか」というのがこの作品の大きなテーマになっていたように思います。
寅さんの答えは、いかにも寅さんらしい言葉です。
じわっときますね。
これからも「生まれてきてよかったな」という喜びを味わえるように生きていこうと思います。


