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2013年4月 9日 (火)

生きるのに意味が必要なのか?

 

飲まずに帰る週末は、できるだけDVDを借りて観ようと思っています。
結局観られずに返却することも少なくなく、観なかったうえに延滞料金を払って返却したことも一度や二度ではないのですが、少し前に借りた「ホタルノヒカリ」という映画は、なかなか面白かったです。

 

綾瀬はるかさんが演じる、「蛍(ホタル)」という名前の「干物女(ひものおんな)」が主人公の映画で、人気があったテレビドラマの映画化なのだそうです。
映画で蛍は、藤木直人さん演じる「ぶちょお(部長)」とローマへ新婚旅行に出かけ、そこで松雪泰子さんが演じる「莉央」というつらい過去を背負った女性と出会います。

 

映画の中でのホタルと莉央のやり取りに、以前書いた、寅さんの「人間は何のために生きてんのかな」を想起させるような場面があったので記しておきます。
寅さんの映画を観たこともあり、人間が生きる意味をさんざん考えたあげく、「そもそも生きるのに意味が必要なのだろうか?」とも思いついた頃に観たので、特に強い印象を受けました。

 

------------------------------------------------------------

 

映画の後半、莉央の弟(手越祐也さん)とぶちょおが見守る中、「生きていることすら無意味で、仕方なく生きている」と、ぶっきらぼうに語る莉央に蛍が問いかけます。

 

(ホタル)
生きていることの意味?

 

(莉央)
ないんだよ
私には何も

 

(ホタル)
生きるのに意味が必要なんですか?

 

(ぶちょお)
おい

 

(莉央)
じゃ てめは
なんのために生きている?

 

(ホタル)
私は・・・

 

(莉央)
てめえにとって
生きるって なんだよ?

 

(ホタル)
食べて寝て
ゴロゴロすることですよ

 

(莉央)
てめなあ

 

(ぶちょお)
フツーじゃないので

 

(ホタル)
一日の終わりに ぶちょおと
縁側でビールを飲むんです

 

その時に思います

 

あぁ生きてて
よかったあ~って

 

(莉央)
あ ちょっと待て

 

この男と なんだって?

 

(ホタル)
ビールです

 

(莉央)
どこで?

 

(ホタル)
縁側で

 

(莉央)
で?

 

(ホタル)
で?

 

(莉央)
それで何?

 

(ホタル)
それだけです

 

(莉央)
(ため息・・・)
安上がりな女で よかったな

 

(ぶちょお)
おかげさまで

 

(ホタル)
そういう瞬間ってないですか?

 

一瞬でも
生きていてよかったって思うこと

 

その一瞬があれば
人は生きていけると思うんです

 

------------------------------------------------------------

 

寅さんの映画のオマージュなのかなとも思いました。

 

人間は生きていく上で、その拠り所として「自分が生きていく意味」が欲しいと思うのでは無いかと思います。
ただ、なにか凄いことを成し遂げるとかではなくても、ほんの些細なことでも幸せだなぁ、と思えることがあるだけでも生きている意味はあるのだと話すホタルは、ぼんやりしているようだけれど実は相当達観しているなぁと思いました。

 

確かに、どんなにささやかな幸せであったとしても、死んでしまったら絶対に味わえないのだから生きている意味といえるわけですね。

 

このやりとりだけに限らずストーリー面白かったですし、単純に楽しめるという意味からも、なかなか素敵な映画でした。
オススメです。

 

関連する記事
人間は何のために生きてんのかな

 

 

 

 

 

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